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土曜日, 10月 24, 2020

すべては主の導きです

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すべては主の導きです
孫斉賢

「あなたは自分のために標識を立てて道しるべを置き、あなたが歩んだ道の大路に心を留めよ。」(エレミヤ31:21)

救いの証
 私は、1957年に岐阜県高山市で、在日韓国人二世として生まれました。小学校5年生の時に両親は離婚し、それからは弟と二人、母に養われました。高校卒業を前に、就職のことで悶々としたとき、父から久しぶりに会いたいと連絡がありました。大学に行って、これからは朝鮮人として本名で生きて欲しいと父に言われました。その一言は、私にとって生涯忘れられない助けとなりました。
 イエスさまとの出会いは、私が35歳のときです。転機は、3番目(次男)の子どもが先天的な心臓病を抱えて生まれたことです。一週間生きることはできないと言われたのに、次男は1年半生き続けました。「生きていても仕方がない存在だ。何のために生まれて来たのか。」と、私は密かに思っていました。自分の心の闇に、愕然とするしかありませんでした。
 その後、妻との関係は最悪の状態にまで落ち込みました。私たちは、世界中の人々の中で一番憎み合う間柄となっていました。互いに離婚しかないとわかっていましたが、なかなか踏み出せないでいました。妻は、次男が生まれたのは、私たち家族を不幸にするためだったと認めたくなかったのです。しかし、その最悪の状態が、最善の結果に導かれるとは誰が予想できたでしょうか。
 ある日、妻の苦しむ姿を見て、ふと妻を教会に連れて行こうという思いが湧いて来ました。以前から、妻は教会に行きたがっていたからです。教会で罪のさばきのメッセージを聴きながら、すべては私の罪が問題だと心から納得できました。もし罪が赦されるなら、その赦しが欲しいと思いました。
 救いの時は、それからしばらくしてやって来ました。仕事を辞めて3ヶ月間、聖書を読み続けたときです。Ⅱテモテの2章19節を読んだ瞬間でした。「しかし、神の堅固な土台は据えられていて、そこに次のような銘が刻まれています。『主はご自分に属する者を知っておられる。』」ということばが、稲妻のように私の魂を貫いたのです。「私のすべてを知っている方がいる。イエスさまは神さまだ」と、声に出して叫びたいほどの衝撃でした。なにかにうながされるように、妻に心から謝りました。妻は不思議そうな顔をして黙っていました。私の心にイエスさまが臨んで、私たち夫婦の関係が回復に向かう瞬間でした。

牧師 孫斉賢

献身の証
 キリストに出会ってすぐ、ある方の紹介でいのちのことば社・クリスチャン新聞で働くことになりました。働き始めてすぐ、ある集会で献身したいとの強いに強く迫られました。次から次へと涙が溢れて仕方がありませんでした。
 しかし、なかなか直接献身の道は開かれませんでした。自分の使命は日本と韓国の教会の橋渡しではないかと感じるようになり、ことば社の支局を開設してもらって韓国で働くことになりました。働き始めて3年後、日本で健康診断を受けてみると、甲状腺癌にかかっているとの診断がくだされました。「さて、これからという時に…」
と、主の御心がわからず暗澹とした思いになりました。
 手術の前に、「主よ。どうか、この苦しみを通して、更にイエスさまに近づけてください。」と祈りました。入院期間中、堀越暢治牧師ご夫妻が、高速バスに乗って四日市から何度も京都の病院を訪ねてくださいました。先生は、ひたすら日本宣教のビジョンについて語ってくださいました。「あとどれだけ生きるかわからないが、回復したら堀越先生のところに行こう」と、私は決心するようになりました。
 退院後直接献身を決意し、ことば社を辞めて四日市に引っ越しました。四日市での7年間、私たち夫婦は献身者としての訓練を受けました。夫婦にとっては、ほんとうに夢のように楽しい毎日でした。

枚方コミュニティチャペル

枚方チャペルへの召命
 四日市にいる間に、神学を学ぶ機会が与えられ、2018年の3月の神学校卒業式で牧師按手を受けました。2017年に堀越先生が天に召されましたが、先生が開拓した教会で協力牧師として仕えることになりました。
 ただ、いつかは四日市を離れることになると感じていました。私をどこかに遣わしてくださいと主に求め、もし必要でしたら私を無牧教会に送ってくださいと祈っていました。
 たまたま、長野で伝道しておられる知り合いの牧師のフェイス・ブックを見て、無牧教会で働く人が必要だという文章が目に止まりました。よろしければ紹介くださいとメールを送り、2019年5月に枚方コミュニティ・チャペルの説教奉仕に伺わせていただくことになりました。そのとき、無牧方チャペルを守り支えて来られた信仰の方々の献身の姿に感動しました。力を合わせて教会再建に情熱を注ぎたいと、心から思いました。

メッセージ

励ましのみことば
 枚方チャペルに派遣されることが決定したとき、イエスさまはマタイ20章の「5時から雇われた人」の話で励ましてくださいました。「私はこの最後の人にも、あなたと同じだけ与えたいのです。」(マタイ20:14)。炎天下で長く働いた人と同じ報酬を、少ししか働けなかった私にも与えてくださるというのです。なんて気前のいい主人でしょうか。
 思い返せば、すべてが主の導きでした。信仰の試練と忍耐が、私たちにかけがえのない永遠の宝物をもたらしてくれます。ただただ、主の御心だけがなりますように。主がこの日本を憐れみ、日本の教会を、クリスチャンを圧倒的な力と愛で満たしてくださいますように。アーメン。

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